口底部に発症した神経鞘腫

神経鞘腫はSchwann細胞の増殖と膠原線維性基質からなる良性腫瘍であり、好発部位は四肢の屈側、頭頸部(頭蓋内、頸部)で、口腔領域の発症は少ないと報告されている。

口腔領域では舌にもっとも多く、口底部に発症することはまれである。

症例

症例は60歳の女性で、左側口底部の腫脹を主訴に受診した。

左側口底部に35×30mm大の被覆粘膜は正常色で、びらん・潰瘍ない、境界明瞭な無痛性腫瘤を認めた。舌の知覚・運動障害は認めなかったが、左側舌下小丘からの唾液流出障害を認めた。

術前の画像所見です。

造影CTの所見では、左側舌下隙に、厚い被膜様所見を有する筋とほぼ同様のdensityを呈する26.4×15.5×19.2mm大の内部が不均一な腫瘤性病変を認めMRIの所見では、腫瘤性病変は、T1強調像で低信号域、T2強調像で比較的強い高信号域を呈する内部は不均一名所見を示しました。

口底部腫瘍摘出術を施行した所見では腫瘍は黄白色を呈しており、腫瘤内部を横断するかの様に舌神経終末枝が癒着していました。終末枝であること、再発のリスクがあることより、神経を切断し、腫瘤を摘出しました。

病理組織学的検査にて紡錘形の細胞が密に柵状をなしているAntoni A型の像を呈する部分および腫瘍細胞が不規則に配列し、粘液の沈着を認めるAntoni Bの像を呈する部分が観察され、神経鞘腫Antoni A,B混合型と診断しました。

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命を預かる歯科口腔外科診療

口の病気には口腔癌など命に直接関係する怖い病気以外にも、心筋梗塞や脳梗塞を起こす血栓の原因である歯周病菌や、誤嚥性肺炎の原因、敗血症の原因になる病巣、骨粗鬆症の診断など命に直結する疾患や原因が多く存在します。
私ども東京銀座シンタニ歯科口腔外科は、院長である新谷悟教授の25年に及ぶ口腔外科医として心血を注ぎこむ命を預かるクリニックとして開院いたしました。

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