東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック

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Denture

入れ歯治療

06 噛める・違和感のない
高度入れ歯

噛める・違和感のない高度入れ歯

誰でも義歯(入れ歯)にはなりたくないものです。しかし入れ歯を使わないと治せない時もあります。

義歯は痛くて噛めないとか、入れ歯は硬いものは噛めないとか、あまり入れ歯の評判は世間的に良くはありません。

しかし、お口全体の治療計画をしっかり立てて、適応症にあった義歯を選択して作ると、入れ歯でもかなりしっかり噛めるようになります。

Insurance Dentures and Advanced Dentures

保険の入れ歯と高度入れ歯の違い

保険の入れ歯は保険適応内で決められた範囲内の素材や製作工程で入れ歯を作っていきます。保険適応するので費用的には非常に安く済ませることができるというメリットがあります。対して高度入れ歯はよりお口にフィットする入れ歯を制作するために、保険適応外の高価な素材を使用したり、製作工程も保険の入れ歯の倍以上の工程でより精密に製作していきます

より安い費用での入れ歯制作を求めるなら保険の入れ歯を作ることをおススメします。しかし、入れ歯をした時の不快な装着感やフィット感を求めるなら断然、より精密に製作された高度入れ歯をおススメします。

入れ歯の種類

  • 全部床義歯:
    全部床義歯1本も歯がない場合に装着する義歯を総義歯
  • 部分床義歯:
    1本でも歯がある場合に装着する義歯を局部義歯

義歯の保持は、総義歯では、唾液の粘着力と入れ歯が入る部分の歯ぐきや口蓋(上あごの天井の粘膜)との吸着力に頼り、噛む力は歯ではなく、入れ歯が装着される部分の粘膜が負担します。

局部義歯でも、残っている歯に金属のバネ(クラスプ)をかけて取り付け、粘膜と歯で噛む力を負担します。

 

入れ歯・義歯は、残った歯を削らずに噛んだり、話したりという口の機能を回復できますが、常にはずして清掃する必要があります。また、局部義歯では、金属のバネ(クラスプ)をかける歯:鉤歯に負担がかかり、鉤歯がむし歯になったり、歯周病が進み、歯がぐらぐらすることもあります。

入れ歯・義歯の材料はレジンという樹脂を用います。この材料は、どうしても水分を吸い、ばい菌などが繁殖してしまいます。そのため、清掃をしなければなりません。また、強度をもたせるために厚みを持たさざるをえず、装着感、温度を通しにくく温度がわかりにくいなどの問題があります。

厚みを薄くし、温度を感じやすくするために、土台(床)の部分に金属を用いることもできますが、保険適用外となり費用が高いという問題が出てきます。

総入れ歯

総入れ歯

総入れ歯(総義歯)は、最初少し抵抗があるかもしれませんが、現在の総入れ歯は大変精巧なものになっており、しっかり噛めて話しやすくなります。

総入れ歯が痛い、はずれやすい、しゃべりにくい、安定しないなどのお悩みがありましたら、現在使用している総入れ歯が合ってない可能性があります。当院ではひとりひとりに合った高度な総入れ歯を作ることにより、快適に噛める入れ歯を皆様にご提供できるように努めております。

部分入れ歯

部分入れ歯

部分入れ歯は、残った歯と部分入れ歯で歯がもっている本来の機能を回復するように設計され、高度の技術を持った歯科医師と歯科技工士により作製されます。部分入れ歯で重要なことは、残すことができる歯をしっかり守り続けることです。つまり、残っているご自分の歯が重要なのです。部分入れ歯自体は、たとえ残っている歯が失われても、修理をして継続して使えるように、あらかじめ設計・作製をしていますが、その部分入れ歯の性能(安定性、咀嚼能力、見た目、はずれにくさ)は、歯を失うごとに低下していきます。

部分入れ歯に関して、いろいろな悩みをかかえておられる患者様が多くいらっしゃいます。これらのほとんどは、残っている歯が悪くなりダメになって起こることです。部分入れ歯の治療では、残された歯をいかに健康に保てるか、ということが最も重要な課題となります。

What are Good Dentures?

『入れ歯が合わない』、『入れ歯では噛めない』、『入れ歯を入れると痛い』など入れ歯・義歯で悩まれている方はたくさんいらっしゃいます。良い入れ歯とは、思い切り噛めて、おしゃべりできて、笑顔で笑うことができる入れ歯だと思います。

では、良い入れ歯を作るためにはどうしたらよいのでしょうか。歯科医師の立場からお話しさせていただければ、まずは「保険」で入れ歯を作ってみることをお勧めします。入れ歯・義歯は、入れ歯が入る部分の土手(歯槽骨という骨とそれを覆う口腔粘膜)と入れ歯が調和してはじめて良い入れ歯ができるのです。入れ歯と土手の調和を試着ではありませんが、まずあまり費用のかからない「保険」の入れ歯で試していただき、それで満足したらそのまま使用を続けていただきます。

もしも、保険の入れ歯で、もう一歩うまく噛めない、金属のバネが目立つなどの不具合がありましたら、十分に違いなどを説明して自費の入れ歯を選択していただく場合もございます。当院では目立ちにくく、アルティメットデンチャーなど各種の義歯をご用意しています。この入れ歯は「金属のバネがない」ことも特徴です。入れ歯が目立ってしまうのは、入れ歯を支えるための「金属のバネ」が原因で、金属のバネを使わなければ、「入れ歯を入れていることに気付かれにくく、大きなお口で笑うこと」ができます。

歯科技工士の存在は重要

満足していただく入れ歯を製作するためは歯科技工士の存在が大切です

患者さんに満足して使っていただける入れ歯・義歯を製作するために大切なことは、入れ歯・義歯のために患者さんとともに作っていく1つ1つの工程をいかに丁寧に行えるかにかかっていると言っても過言ではありません。

入れ歯・義歯の製作には、

  • 大まかな型どり
  • 細かい筋肉や粘膜の動きを踏まえた型取り
  • かみ合わせの採得
  • 試適(仮合わせ)
  • 入れ歯の完成と調整
  • 入れ歯の微調整など

 

複数のステップを踏むため、ちょっとのズレが積み重なることで最終的にはお口に合わない入れ歯が出来上がってしまいます。そのため、各工程のズレをなくすこと。これが大切で、基本です。この、各ステップで、重要な役割を果たしていただくのが「歯科技工士」さんです。

歯科技工士(Dental Technician)は国家資格を持ち、入れ歯そのものを製作する「職人」さんです。歯科医師は、口の中の土手の型を取ったり、かみ合わせを採得したりします。これらの精密な型どりやかみ合わせの採得に必要な器具を個人個人にあった形で作成したり、入れ歯そのものを製作しているのは歯科技工士です。つまり、よい入れ歯を製作するためには、歯科医師の指示の正確さと歯科技工士の技術力が必要となるわけです。

当クリニックでは、優れた技術力、豊富な知識量を兼ね備えた歯科技工士さんと連携し、優れた歯科技工士さんが入れ歯の作製を行います。そのために、ケースによっては、歯科技工士が診療の場に立ち会い、直接、患者さんのお口の状態をしっかり確認し、患者さんの要望をお伺いいたします。歯の大きさや歯の並び方、笑った時の歯の見え方は皆様が思われているよりも「個性」があり、その方にあった「形態・色」が存在します。そして、その個性を表現することで、あなたの理想の口元に可能な限り近づけることができます。

入れ歯による笑顔の違いについて

ナチュラル型

ナチュラル型

日本人に多いタイプで、前歯の先端が直線上にある歯とない歯とが混在する日本人には最も自然な歯並びといえます。口を小さく見せる効果と、若々しい印象を与える効果があります。

ストレート型

ストレート型

白人に多いタイプの歯並びで、前歯の先端がすべて直線上にあるので、口元をくっきりと強調する効果があります。

クローズ型

クローズ型

日本人の女優さんが好むタイプの歯並びで、前歯の先端がすべて直線上にあり、歯と歯に多少の重なりがあることが特徴です。女性的な印象を強調する効果があります。

スマイルライン型

スマイルライン型

下唇のラインと前歯のラインが平行になっているのが特徴です。世界的に好まれる歯並びで、ハリウッドスマイルとも呼ばれています。

歯を失った場合の入れ歯以外の方法

ブリッジ

数本の歯を失っていて、特別な場合を除いては、失った歯の両方に歯があることが必要です。

欠損した歯の部分の両側の歯を橋桁:支台歯にして、金属による橋(ブリッジ)を装着する方法で、歯のない部分は歯肉よりほんの少し浮いた状態で人工の歯によって補います。

ブリッジは固定されるので、装着感は自然ですが、場合によっては健全で全く問題のない歯=支台歯を削らなくてはなりません。また、冠を被せるために削り取る歯質の量が多い場合には、装着後に支台歯がしみたり、歯の神経が死んで、根の治療が必要になる場合も少なくありません。

歯牙移植

自分の親しらずや埋伏歯などかみ合わせにあまり関与していない歯を抜き、歯を失った場所の骨に移すことを自家歯牙移植といいます。これは、移植免疫などを考えることなく行なえ、生着率も高いのですが、自分の歯で不必要かつ大きさや根の長さ、形など移植可能な歯のみにかぎられるのが欠点です。

インプラント

新谷院長監修サイト

詳しくは
「東京銀座シンタニインプラント外科」を
ご覧ください

項目 入れ歯 ブリッジ インプラント
噛んだ感じ 堅いものが噛みにくい 自然歯に近い 自然歯に近い
治療期間 最低1ヶ月程度 治療期間には10日以上 最低で3か月
周りの歯への影響 入れ歯の金具を
引っ掛ける歯に力がかかる為に
弱る可能性
両隣の健康な歯を削る必要がある ない
手入れ 毎食後入れ歯の掃除をし夜間は外す 毎日の歯ブラシと定期検診 毎日の歯ブラシと定期検診
保険 適応される 適応される 適応されない

良い入れ歯を入れる理由

噛めるということは、ただ食事ができるというだけではなく、脳の活性などで健康になっていく効果があります。

複数のステップを踏むため、ちょっとのズレが積み重なることで最終的にはお口に合わない入れ歯が出来上がってしまいます。そのため、各工程のズレをなくすこと。これが大切で、基本です。この、各ステップで、重要な役割を果たしていただくのが「歯科技工士」さんです。

流動食でどうにか食事をしていた人が、良い入れ歯を入れて良く噛んで食べられるようになると、脳が刺激され、健康になることがあります。人は、熱いものや冷たいもの、硬いもの、やわらかいもの、味の薄いものや濃いもの、甘いものや辛いものなど色んな刺激を噛むことで受けて脳で瞬時に判断して、咀嚼しています。

これまで噛めなかった人が、入れ歯で噛めるようになることで、自然と脳が活性化されてきます。また、噛む刺激により、脳の血流量が増加し、記憶力が増したり認知症の予防になったりすることも明らかになってきています。

良い入れ歯を入れて、健康でよく噛んで、笑顔いっぱいの生活を送りましょう。

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